2022-01-06から1日間の記事一覧
手のひらに潰せなかった蚊の脚が揺れて、揺れ続けて、夏果てる/藤宮若菜『まばたきで消えてゆく』(書肆侃侃房 二〇二一年六月) 連作「そのみずうみに浮かぶものたち」より。読点がそのまま句切れとなるが、一つ目の読点は軽く二つ目の読点が深い句切れと…
手のひらに潰せなかった蚊の脚が揺れて、揺れ続けて、夏果てる/藤宮若菜『まばたきで消えてゆく』(書肆侃侃房 二〇二一年六月) 連作「そのみずうみに浮かぶものたち」より。読点がそのまま句切れとなるが、一つ目の読点は軽く二つ目の読点が深い句切れと…